Wingmanとは?

WingmanUnity Asset Storeで公開されている有料アセットです。

Unityのインスペクタの機能を大幅に強化してくれます。

インスペクタの理想的な補完ツールとして機能します。

Wingmanの機能

解決する課題

Unityでの開発において、インスペクタは最も頻繁に使用するツールの一つですが、以下のような課題があります:

  • 大量のコンポーネント: 複雑なGameObjectでは多数のコンポーネントが縦に並び、目的の設定項目を見つけるのに時間がかかる
  • 検索機能の不足: 特定のフィールドや設定を素早く見つける手段が限られている
  • コンポーネントの管理: 複数のGameObject間でコンポーネントをコピーする作業が煩雑
  • 作業効率の低下: 繰り返し作業が多く、開発速度に影響する

Wingmanの価値

Wingmanはこれらの課題を解決し、以下のメリットを提供します:

  • 高速な検索: 全コンポーネントを横断してフィールドを瞬時に検索
  • 視覚的な整理: 必要なコンポーネントのみを表示して作業に集中
  • 効率的なコピー: ドラッグ&ドロップで直感的なコンポーネント管理
  • 開発速度の向上: 日常的なインスペクタ作業を大幅に効率化

対象開発者

特に以下のような開発者におすすめです:

  • 複雑なGameObject構成を扱うことが多い
  • UIシステムやキャラクター制御など、多数のコンポーネントを使用する
  • チーム開発でコンポーネント設定の統一化が必要
  • 作業効率化ツールに投資する価値を理解している

価格は、2025年10月現在で、約$22程度で、Unity 2019.4 LTS以降のバージョンに対応しています。

Wingmanのインストール

有料アセットなのでUnity Asset Store上で購入する必要があります。

購入したらPackage Managerからプロジェクトに追加することができます。

追加するだけで、インスペクタの上部にいくつか機能が追加されます。

Wingmanの機能

高度な検索

インスペクタ上部に追加された検索欄に入力すると

スマートなパターンマッチングにより全コンポーネントのフィールドを横断で検索して、

一致する要素だけを絞り込んで表示することができます。

完全一致でなくても検索可能なため、柔軟な検索が実現できます。

コンポーネントの分離

インスペクタ上部に追加されたコンポーネントのボタンを選択することで、

表示するコンポーネントを制限することができます。

これにより大量のコンポーネントを持っているGameObjectの中から

編集したいコンポーネントだけを表示できるので利便性が向上します。

ShiftCtrlキーを使って複数選択することもできます。

コピー&ペースト

表示するコンポーネントを制限した状態で、

左上のコピーボタンを押すことでコンポーネントをまとめてコピーできます。

別のGameObject上で今度はペーストボタンを押すことで、

先ほどコピーしたコンポーネントをまとめてペーストできます。

ドラッグ&ドロップ

インスペクタ上部に追加されたコンポーネントのボタンをドラッグし、

別のGameObjectへドロップすることでもコンポーネントをコピーすることができます。

また、ヒエラルキー上の何もない箇所へドロップすると新しいGameObjectを作成してコンポーネントがコピーされます。

まとめ

今回はWingmanを紹介しました。

Wingmanを導入することでインスペクタの機能を拡張し、

インスペクタ上での煩わしい作業を大幅に効率化できます。

特に複雑で大量のコンポーネントを持つGameObjectを扱う際に威力を発揮します。

有料のアセットになりますが、気になった方は購入を検討してみてください。

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